能登和倉万葉の里マラソン2013

走ってきました能登万葉の里マラソン。今回は10kmの部門にエントリーしました。
2年前のこの大会が初めて10kmを走った思い出深い大会です。初めて10kmを走ったのにもかかわらず記録は52分と自分の中でも悪く無い記録が出ました。しかし、当時はすぐに50分を切れるようになると思ったのに、丸2年経った今でも切る事が出来ません。

昨年の冬に思い切って膝を手術しました。「膝が痛くて走れない」という言い訳を排除して前向きに走りたくなったのです。
能登万葉の10kmコースは細かいアップダウンが多いのですが、自分との相性は悪くありません。得意なコースで自己ベスト更新(50分切り)を狙います。

https://instagram.com/p/WuDrNDuhO-/

当日は赤色のTシャツと靴下で走りました。以前のブログでも書いたかもしれませんが、ももいろクローバーZの赤色の子のファンなので、彼女にあやかって赤色コーディネートです。
Z伝説という曲の「絶対諦めないWe are!!」というフレーズを胸にレースの健闘を誓います。



Z伝説〜終りなき革命〜 2011.8.20 極楽門からこんにちは



フルのスタートは雨が降っていましたが、10kmのスタート時は雨も上がりました。風は冷たくても走り始めるとちょうど良いくらいです。
50分切りの申告タイムなのでAブロックからのスタート、それでもスタート時の混雑で20秒ほど損をしていたと思います。


3km地点までは下り坂を利用してキロ5分を切るペースで順調に走れています。このままのペースで行こうかと考えていた時にチームメイトに抜かれてしまいました。
決して自分のペースは悪くありません。ここでムキになって抜き返すかどうか悩んでしまいました。
彼女も自分と同じ様なタイムなので50分を切る為には・・・

1.このままペースメーカーになってもらい最後の最後で抜き返す
2.今すぐペースを上げて抜き返す

どちらにしようか悩んでしまいます。
元々が卑怯者なので良心は傷みません。しかし、最後の上り坂の事を考えると余力のある前半でペースを上げておくのも一つかなとも思ってしまいます。


いつ抜くの?

今でしょ?


あの予備校の講師に言われた気がして、思い切って上り坂でペースを上げて抜きました。後はペースを落とさないように走ります。細かいアップダウンがあるので、前を走っている人に上り坂で追いついて下り坂で抜くというのを繰り返します。

そうやって走っていたら橋の上でようやく折り返し、まだ半分残っています。ペースを上げたので息も絶え絶えで、半分も残っていると思うと諦めの心が出てきました。
ペースを落とそうかと思っていた時に、折り返しでチームメイトから「50分切れよ!」という熱いエールを貰いました。諦めそうな心にスイッチが入ります。
「絶対諦めないWe are!!」
心の中でZ伝説を口ずさみながらペースをさらに上げました。


あとはガーミンを見ながらペースを落とさない事だけを考えて走ります。酸欠なのか段々指先が痺れてきて視界が狭くなってきましたが、頭は思ったより冷静です。8kmを越えたあたりでこのままのペースで行けば50分を切れると確信しました。

最後の坂を上り残り1kmでスパートをかけます。まわりもスパートをかけているので、抜いたり抜かれたりです。それでも1秒でも速くゴールする為に走ります。

https://instagram.com/p/WuGbAsOhBb/


結果は49:01(4:54/km)、ようやく50分を切る事が出来ました。1年半ぶりの自己ベスト更新です。しかもあと2秒で48分台ということで次の目標も見えてきました。
ラップはこんな感じでした。

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次は加賀温泉郷マラソンのフルにエントリー済みです。駅伝、10kmと自己ベスト更新が続いているので、フルも自己ベストを更新して4時間半を切りたいと思っています。
能登のチームメイトのフルの走りを見て刺激を受けました。

「もっと強くなれるWe are!!」

残り1ヶ月、しっかりと準備をしてレースに臨みます。