卑怯者のマラソン大会

 マラソン完走して3日が経ちますが、まだ完走の興奮が冷めません。ここらで今回のマラソンの準備と攻略方法を記録しておこうと思います。

 自他共に認める卑怯者なので、方法に関しては正当法でないかもしれません。ただ、自分はこの方法で、準備期間3ヶ月・月間50km以下の練習量でマラソンを完走する事が出来ました。こういう考えもあるんだと聞き流して下さい。

 まず、目標を設定します。今回の自分の目標はあくまで「完走」する事です。スタートしてから、どんな方法でも良いのでゴールに辿り着く事が目標です。


・練習は無理に走らない
 正直練習は嫌いです。ただマラソンに出るからには必要最低限の走り込みが必要だと思います。しかし、世間一般で言われているような30km走や3時間走は必要ないのではないかと思います。そんなに走ったら足を痛めてしまいます。

 最低限、20km走か2時間走、もしくはそれにプラスして3時間ウォーキングで十分ではないかと思います。今回は2時間走(17km)しか出来ませんでした。ただ普段の練習はキロ6分ぐらいで1時間走るのを週に1〜2回くらい実施しました。


・レースでも無理に走らない
 ゴールに辿り着けばいいので無理に走らず、辛ければ歩けば良いと思います。坂道をよれよれで走るのと、歩くのを比べてみても、300mで約1分、500mでも約2分くらいしか違いません。(走りキロ7分、歩きキロ10分で計算)無理に走って足が疲れるくらいなら、坂の頂上まで歩いて、下りから走りだせば良いと思います。
 ペースも決して息があがらないくらいのペース、飴をなめながらでも楽に走れるペースで良いと思います。自分はキロ6分30秒〜7分で走りました。
 エイドでも止まって水分補給、30秒くらい歩いてから走りだすなど、足の負担を軽くするように徹しました。


・時間をかけられない分はお金をかける
 マラソンは並大抵の事では走れないと思います。時間をかけて練習するか、お金をかけてでもいろいろと揃えることが必要だと思います。自分はお金をかけて、良いシューズ・タイツとガーミンのGPSウォッチとサプリメントを揃えました。
 シューズはソールの厚いクッション性の良いもの、タイツは膝のサポーター機能がある1万円以上の物を買いました。
 マラソンでは距離の表示がある大会が多いと思いますが、今どれだけのペースで、どれだけの距離を走っているか分からないのは、予想以上にスタミナを消費してしまいます。GPSの付いた時計かスマートフォンなどを準備した方が良いと思います。

 あとはサプリメント、必要以上にスーパーヴァームを飲んだおかげか(スタート前、15km、25km、35kmで摂取)、スタミナ切れは感じませんでした。また、ドーピングとして鎮痛剤をスタート前と20km地点で飲みました。効果はあった気がします。

 偉そうに書いてみても走っている時はへろへろでした。一番練習不足を痛感したのは、足の裏でした。25kmを越えたあたりから足の裏が痛くて痛くて、最後の方は寒さで麻痺して気になりませんでしたが・・・

 なので改善点としてはナイキフリーの様な靴で練習orクッション性の良いインソール購入等です。

 あと一番必要なのは「何としてでも完走する強い意志」が必要だと思います。自分はいろんな人にマラソン挑戦と完走するという話をして、あとに引けなくしました。

 さて、次はどの大会に参加しようか悩んでいます。正直若干燃え尽きた感じがあります。

(10/19追記)
知人がマラソンに出るので、当日よかった事、悪かった事も思い出しいて記しておきます。

・カーボ&ウォーターローディング
 良く聞くカーボローディングは効果があったように思います。大会前日は大盛りパスタ、レース当日はおにぎりとパンを食べました。パンはチョコチップの入った6本入り200円くらいのやつをレース3時間前まで食べ続けました。このおかげかエネルギー不足を感じる事はありませんでした。気にしたポイントはレース3時間前まで異なる種類の炭水化物の摂取です。

 ウォーターローディングについては失敗でした。脱水が怖くて前日からポカリを多めに飲んでいたのですが、結果トイレが近くなってしまい、レース中にもトイレに行ってしまいました。給水ポイントでちゃんと取れば充分だったと思います。

・補給食、サプリメント
持参したのは塩飴5個と粉のスーパーヴァーム4本、エネルギージェル1本です。先程のカーボローディングとサプリのおかげでエネルギー不足は感じられず、各地点でスーパーヴァーム+30km地点でジェルを摂取したので、最後の一踏ん張りが出来ました。
ジェルはショッツというメーカーのグリーンプラム味、最高にマズかったです。事前に味見しておくべきでした。ただ、カフェイン入りは本当に効きました。
http://hassuru-running.com/products_sz/index.php
あとお守り替わりにロキソニン等の痛み止めは持っておいてもよいと思います。


・服装と雨の準備
3月の大会は天候も不安で走る服装に困りました。太陽が出ているので走ると暑くなるけど、午後からは雨の予報です。服装は上はコンプレッションタイツ半袖+綿Tシャツ半袖+ウィンドブレーカー+手袋(綿)です。下はコンプレッションタイツ長+ハーフパンツです。
ゼッケンはTシャツの前とウインドブレーカーの後ろに付けて、写真撮影のポイントでは前を開けて走りました。あと暑くなったらウィンドブレーカーは腰に巻いていました。
失敗は綿のTシャツと手袋です。汗と雨でビチョビチョです。遅いペースで体の末端が冷えるので手袋は必須です。あとは100円ショップで肘くらいまである使い捨てのビニール手袋があれば雨でも大丈夫だったと思います。

あと番外編でポーチが以外と便利、携帯電話が一個しか入らないの大きさでしたが、腰のベルトとして手袋を使わないときは挟んだり、中にはビニールカッパを縛って走っている人もいました。

失敗だったのが靴下、くるぶしより下のローカットを履いていたのですが、シューズのベロの部分がタイツと靴下の少しの隙間に擦れて血が出ていました。くるぶしより上の靴下の方がよいと思います。

と思いつくのはここら辺ですが何か質問があればお尋ねください。
とりあえず完走したもん勝ちだと思います。ここの文章が完走の役に立てれば幸いです。
マラソンの完走を応援しています!