多発性外骨腫

先日、膝の手術についてブログを書いたら励ましや心配のメッセージをいただきました。心配をおかけしてすみません。
あと、大掛かりな手術と思われた方もいるので、心配いただいた方に自分の病気の説明をしたいと思います。また、ここに書く事で病名で検索してきた人に対して少しでも役に立てればと思っています。自分自身、検索して他にも同じ病気の人がたくさんいて驚きました。

自分の病名は「多発性外骨腫」というもので、骨軟骨腫という骨の腫瘍が体中に出来る物です。

webから抜粋すると「外骨腫は骨の一部に角のような突起が出来る腫瘍で、骨軟骨腫とも言う。内軟骨腫が骨の内側にある軟骨が膨らむのに対し、外骨腫は骨の外側の骨皮質が膨らむ。基本的に良性で、関節の周囲に出来ることが多い。内軟骨腫同様、小さなものは放置しても問題はなく、必要なら手術で切除する。」
といった感じです

腫瘍と言ってもそれほど大げさな物でなく、手首の軟骨がぽこっと出ている人も多いのではないでしょうか。自分はそれが体の至る所にできるという病気です。あまり外から見ても目立ちませんが、膝関節に多くできていて膝関節は骨が邪魔して90度ほどしか曲がりません。
将来的に悪性になる可能性もあると言われましたが、可能性としてはそんなに高くは無く、ホクロが将来ガンになるかもしれないというのと同じぐらいの確率だそうです。


病気や障害と言っても子供の頃からなので、今まではあまり気にしていませんでした。実際に不便を感じるのは正座するときぐらいです(葬式では体育座り)。ただ、走り始めると膝の軟骨同士がぶつかったり、軟骨に腱が引っかかったりと不便が出てきました。


歳も30歳、なるべく若いうちに取っておいた方が良いのかなと、手術で切除する事に決めました。ただ、出ている骨の量が半端無いので、切除しても完全に膝が曲がるようにはなりません。しかし、今までよりも可動域が広がるので、走ったり自転車に乗ったりは楽になると思います。


手術自体に関しては、今回で3回目なので不安はありません。小学校1年生、高校2年生の時にも手術しています。今回も4日ほどで退院するつもりです。
そんな病気だけど障害と言うほどではないような感じです。このような足だからこそマラソンや自転車に挑戦したくなったのかもしれません。自分の力を証明するため、足に対しての反抗期です。


同じ多発性外骨腫の人や親御さんの参考になればと、手術前後の記録もこのブログに残してみようと思います。


手術の経過はこちらです。
http://kurisugumi.hatenadiary.jp/archive/category/%E6%89%8B%E8%A1%93